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不便も便利も考え方次第

イレのドアノブが壊れている。

おそらく10年以上前からか、いつから壊れていたのか思い出せない程に前である。

故障箇所はラッチと言う部分でドアー側面にある三角形の凹凸する部品である。

このラッチが凹みかけた所で固定された状態になっており、ドアノブを回転しても動かない。かと言ってドアーの開閉に支障があるわけではない。ドアノブを回さなくても開閉が可能の状態であり、ドアを閉めておけばラッチで固定されていなくても、上手いこと閉まった状態がキープされているのだ。我が家ではいつしかドアノブを回すと言うことをしなくなり、私も嫁もドアの一部を押してドアの開け閉めをおこなっている。勿論ドア本体でも、よければドアノブでも良い、兎に角ドアノブを回さずに押せば開閉出来るのだ。

唯一の欠点は内側から鍵がかけられない事なのだが、トイレの明かりがついている事で、誰かが入っていると判断できので、何ら支障は無かった。

ころが、先日ドアノブを押したら、ドアノブごとポロリと外れてしまったのだ。

大した金額でもないので、壊れた時点で直せばよかったのだが、どうでも良いと言えばどうでも良い部品なので10年以上放置していた。

しかし、ドアノブが無い状態というのも流石に貧乏臭すぎるので、Amazonで部品を取り寄せ直したのだ。ドアノブを直し、通常の状態のドアーになった。勿論内側から鍵もかけられる。ところが、、、私も嫁もドアが直って良かったねと初日は話していたものの、数日が経過した頃には、ドアノブを回さなければ開け閉めが出来ないことをなんだか不便に思う様になっていた。今まではドアの何処でも良いので押せば開いた。それが今ではドアノブを回さなければ開かない。この僅かな工程がとても面倒に感じるのである!


は変わるが、私は右耳が聞こえない。小学校5年生の頃に夜になると耳が痛くなり、朝には治まる。という症状が何日も続いた。両親も朝になると治っているので、大したことでもないと思っていたようだ。当時の私にはかなりの激痛であったものの数日経過した頃には痛みもなくなっていてた。ところが半年経った頃私宛に電話がかかってきたのだが、(当時は黒電話)電話に出ると相手の音声が全く聞こえない??慌てて右耳から左耳に受話器を持ち換えると声が聞こえる。ここで初めて自分は右耳が聞こえていないと言うことが分かった。(当時母は直ぐに病院に連れて行かなかった事をえらく後悔していた。)その後は地元の大学病院に連れて行ってもらい様々な検査してもらったのだが、当時の医療ではその原因が分からなかった。10年後に風邪をひき町医者でその話を先生にしたところ、それは突発性難聴という病気で、症状が出たらすぐに病医院に行かなければ治らない、昔は分からなかった病気です。と言われた。今からもう30年以上も前の話である。

かし私は右耳が聞こえない事を便利に感じている。最大の恩恵は私は無音でないと眠れないのだ。睡眠時には常に左耳を枕で塞ぎ無音になった状態に至福の時を感じながら眠っている。耳栓をすれば良いじゃんと思われるかもしれないが、それでは朝に目覚ましの音が聞こえない。眠りにつきさえすれば、後は無音であろうがなかろうが関係なのだ。不便な事と言えば騒音まみれの人混みでは右側から話しかけられてもよく聞こえない事だが、そもそも人混みに行く事も滅多に無い。またヘッドフォンで音楽を聞く際には左側からの音声しか聞こえない(モノラル)状態であり、ヘッドフォンの左右を入れ替えて聞くとベースの音が右のヘッドフォンで大きかったり、逆に左のヘッドフォンではギターの音が大きかったりすることに気がつくが、これも2種類のアレンジで聞けてラッキーと思っているが、いわゆるステレオ放送的な臨床感のある状態をヘッドフォンで体感するとどんな風に聴こえるのだろう?と常々思っているのだが、、、そもそも、音楽も殆ど聴かないので、まぁ大した問題でもない。もし、今から手術をすれば治るが手術をするか?と問われれば答えはノーと即答する。私は今の片耳を塞ぐとよく眠れる快眠方法を手放す気など毛頭ないのだ。

 
 
 

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